このドキュメントでは、Shifter および WordPress をご利用中に発生しやすい問題とその対処方法をまとめています。
目次
- Generate(静的化)に関するトラブル
- 404 エラーに関するトラブル
- カスタムドメインに関するトラブル
- WordPress 管理画面に関するトラブル
- プラグイン・テーマに関するトラブル
- メディア・ファイルに関するトラブル
- ディスク・ストレージに関するトラブル
- 課金・サブスクリプションに関するトラブル
1. Generate(静的化)に関するトラブル
Generate が失敗する・完了しない
考えられる原因
- プラグインまたはテーマの処理がエラーを引き起こしている
- PHP のメモリ不足(Fatal error: Allowed memory size exhausted)
- 日本語を含む URL やファイル名が使用されている
- 外部サービス(API など)へのリクエストがタイムアウトしている
対処方法
- WordPress を起動し、セーフモードで立ち上げてすべてのプラグインを無効化する
- Generate を再実行し、エラーが解消するか確認する
- 解消した場合は、プラグインを一つずつ有効化して原因を特定する
- 原因となったプラグイン・テーマの開発元にご相談ください
Generate のたびに異なるページが 404 になる
考えられる原因
- Generate 時のサーバ負荷が高く、一部ページの静的化処理が途中で失敗している
- PHP メモリ不足により処理が中断されている
対処方法
- プラグインやテーマを無効化して Generate 時の負荷を下げ、事象が解消するか確認する
- 1記事あたりの処理が重い場合(大容量画像・大量の関連記事など)、画像の最適化やプラグインの見直しをご検討ください
2. 404 エラーに関するトラブル
公開済みの記事が本番ドメインで 404 になる
確認手順
static.getshifter.netのプレビュー URL で該当ページが表示されるか確認する
- 表示される場合:CDN キャッシュまたは配信側の問題の可能性があります
- 表示されない場合:アーティファクトに含まれていない可能性があります(Generate の失敗)
- WordPress 管理画面でパーマリンク設定を保存し直し、再度 Generate を実行する
- 改善しない場合は、プラグイン・テーマの影響を切り分けてください
キャッシュ無効化(Invalidation)について
CloudFront の Invalidation は CDN 上のキャッシュを削除する操作です。WordPress コンテナや Generate の処理には影響しません。Generate の失敗が原因の場合、Invalidation を実行しても根本的な解決にはなりません。
3. カスタムドメインに関するトラブル
カスタムドメインを設定したがサイトにアクセスできない
確認手順
- Shifter ダッシュボードでドメインのステータスが「接続済み」になっているか確認する
- DNS レコードが正しく設定されているか確認する
| ドメイン種別 | レコード種別 | 設定値 |
|---|---|---|
| ネイキッドドメイン(例: example.com) | A (ALIAS) | CloudFront ドメイン名 |
| www サブドメイン(例: www.example.com) | CNAME | CloudFront ドメイン名 |
- DNS の変更が反映されるまで最大 48〜72 時間かかる場合があります
ALIAS レコードが設定できない
DNS プロバイダによっては ALIAS レコードに対応していない場合があります。以下のいずれかをご検討ください。
- ALIAS に対応した DNS サービス(Amazon Route 53 など)への移行
- www サブドメインのみを Shifter で使用し、ネイキッドドメインは DNS の URL 転送機能で対応する
ネイキッドドメインと www の間でリダイレクトしたい
Shifter にはドメイン間のリダイレクト機能はありません。DNS サーバの転送機能または外部の URL 転送サービスをご利用ください。詳細は DNS サービスの提供元にお問い合わせください。
4. WordPress 管理画面に関するトラブル
WordPress 管理画面にアクセスできない
確認手順
- Shifter ダッシュボードで WordPress が「起動中」になっているか確認する
- WordPress コンテナは一定時間操作がないと自動停止します。ダッシュボードから再起動してください
- それでもアクセスできない場合は、セーフモードで起動をお試しください
セーフモードの使い方
セーフモードで起動すると、すべてのプラグインが無効化された状態で WordPress が立ち上がります。プラグインによる問題の切り分けに有効です。
- Shifter ダッシュボードのサイト設定を開く
- 「セーフモードで起動」を選択して WordPress を起動する
- 問題が解消した場合は、プラグインを一つずつ有効化して原因を特定する
ログインパスワードを忘れた
Shifter ダッシュボードのマジックリンク機能を使うと、パスワードなしで WordPress 管理画面にアクセスできます。
参考:マジックリンク機能を使って WordPress の管理画面へのアクセスを共有する方法
5. プラグイン・テーマに関するトラブル
プラグインを導入したらサイトが壊れた
- セーフモードで WordPress を起動し、すべてのプラグインを無効化する
- 正常に動作することを確認してから、プラグインを一つずつ有効化して原因を特定する
- 原因となったプラグインの開発元にご相談ください
Shifter で動作しないプラグインがある
Shifter は静的サイトを生成するサービスのため、動的な処理を必要とするプラグインは動作しない場合があります。利用を推奨しないプラグインについては以下をご参照ください。
Shifter への対応状況については、各プラグインの開発元にお問い合わせください。
6. メディア・ファイルに関するトラブル
画像が表示されない・Generate 後に壊れる
考えられる原因
- ファイル名に日本語や特殊文字が含まれている
- 画像ファイルのサイズが大きすぎる(メモリ不足を引き起こす場合があります)
対処方法
- ファイル名を半角英数字・ハイフン・アンダースコアのみに変更して再アップロードする
- 大容量画像は事前に圧縮・リサイズしてからアップロードする
URL やファイル名に日本語を使いたい
使用は可能ですが推奨しておりません。日本語を含む URL やファイル名は、Generate 時のエラーやアクセスエラーの原因となる場合があります。
7. ディスク・ストレージに関するトラブル
ディスクがいっぱいになった・WordPress が起動しない
よくある原因
- バックアッププラグイン(BackWPUp など)が生成したバックアップファイルがサーバ上に蓄積している
対処方法
- セーフモードで WordPress を起動する
- [ツール] → [サイトヘルス] にて使用済みストレージの量を確認する
- WordPress 内にあるバックアップファイルは必要に応じてローカルにダウンロードしてからサーバ上のファイルを削除してください
- バックアッププラグインの設定を見直し、バックアップファイルをサーバ上に保持しないよう設定する
8. 課金・サブスクリプションに関するトラブル
請求書の明細が複数行に分かれている
プラン変更やサイトのキャンセルを行った月は、Stripe の日割り計算により複数の明細行が生成されます。未使用期間のクレジットと残り期間の請求が相殺される形で計算されます。
アカウントバランス(Customer invoice balance)とは
サブスクリプションのキャンセルや変更により生じた残高は、返金ではなくアカウントバランスとして保持されます。この残高は次回の請求に自動的に充当されます。
サブスクリプションを解約したい
Shifter ダッシュボードからサイトを削除することでサブスクリプションが解約されます。サイトを削除するとすべてのデータが削除され、復旧できません。 事前に必要なデータをバックアップしてください。
参考:サイトの削除
それでも解決しない場合
上記の手順で解決しない場合は、以下の情報を添えてサポートまでお問い合わせください。
- サイト ID
- 発生している事象の詳細
- エラーメッセージ(ある場合)
- 実施済みの対処内容
- 事象が発生した日時