Shifter では WordPress のアップデートが自動で行われるため、WordPress におけるメンテナンスの負担を大幅に軽減できます。
WordPress はセキュリティやパフォーマンスの改善、便利な機能の追加を行うために常に活発に開発が進んでおり、ユーザー側ではこれらを反映するための継続的なアップデートが必要です。最新版を利用することで、ウェブサイトのパフォーマンスや信頼性を維持できます。
メジャーアップデートとマイナーアップデートの違い
WordPress のアップデートには、メジャーアップデートとマイナーアップデートがあり、それぞれの違いは以下の通りです。
- メジャーアップデート(例 5.1や 5.4、6.0や6.1など)
新しい機能の追加や、プログラムで使用されている関数が変更になるなどの大きな変更を伴うリリースです。 - マイナーアップデート(例 5.1.3や6.1.21など)
メジャーアップデートで行われる機能追加ではなく、不具合やセキュリティ向上を目的としたリリースです。
WordPress のリリース情報は以下のページでご確認いただけます。
https://ja.wordpress.org/download/releases/
Shifter におけるアップデートポリシー
- WordPress のアップデートは全サイトに適用されます。お客様側で特定のバージョンを指定したり、過去のバージョンを維持することはできません。
- マイナーアップデート:セキュリティ関連の更新など、特に緊急性の高いリリースを含む場合は Shifter 管理画面上での告知とほぼ同時に適用を行います。
- メジャーアップデート:原則 3 日前までに、ダッシュボードと チャットウィンドウ にて告知を行います。ただし、緊急性の高いリリースを含む場合は告知期間が短くなる場合があります。
またメジャーアップデート後はすぐに修正版のマイナーアップデートが発表されることもあるため、これらのアップデートを待って更新する場合があります。
Shifter 側で行うアップデート時の確認範囲
- Shifter 側では、新しいバージョンの WordPress 本体が、Shifter システム上で PHP エラーなどの問題がなく動作するかの確認を行います。
- プラグイン/テーマ/サードパーティ製品など、お客様が追加・設定可能なものにつきましては、確認およびサポートの対象外になります。アップデート後に不具合やお気づきの点・質問などがありましたら、提供元にお問い合わせください。
お客様側で WordPress のアップデート前後に行う処理
テーマやプラグインのアップデートは自動ではないため、お客様にて手動で行っていただく必要があります。
WordPress アップデート前に行う処理
- テーマが最新版の WordPress で動作するかの確認とアップデート
- プラグインが最新版の WordPress で動作するかの確認とアップデート
WordPress のアップデート後に行う処理
- データベースのアップグレード
- プラグイン、テーマのアップデート (未実施の場合)
- PHP のエラーが発生した場合、これの修正 (プラグイン・テーマの開発者にご相談ください)
- PHP のエラーの確認方法は、PHP エラーログの確認方法 のドキュメントをご参照ください
データベースのアップグレード手順
1. [WordPress Admin] をクリックして、WordPress を起動します。
2. [Update WordPress Database] をクリックします。
3. [Continue] をクリックします。
4. 最新の WordPress ダッシュボードにログインできていることを確認してください。
WordPress のログイン情報入力画面が表示される場合
Shifter は マジックリンクを使用してログインするため、通常、ログイン情報は不要です。入力せずに一度 Shifter ダッシュボードに戻って、以下の操作を行ってください。
1. [WordPress Admin] のプルダウンメニューから [Reset Admin Link] をクリックし、URLを再発行します。
2. 改めて [WordPress Admin] をクリックします。
3. 最新の WordPress ダッシュボードにログインできていることを確認してください。
WordPress のアップデートについてのご案内は以上です。