株式会社デジタルキューブが提供するWordPress静的サイトホスティングサービス「Shifter」は、2025年11月12日、AWS(Amazon Web Services)の原則に基づく責任共有モデル(Shared Responsibility Model)を制定いたしました。
これにより、Shifter とお客様の責任範囲が明確化され、お客様はより安心してサービスを利用でき、本来の価値創出活動であるコンテンツ制作とビジネス展開に集中できる環境を提供します。
背景と目的
クラウドサービスの普及に伴い、サービス提供者と利用者の責任範囲の明確化が業界全体の重要課題となっています。Amazon、Microsoft、Google などグローバルクラウドプロバイダーは、すでに責任共有モデルを採用し、透明性の高いサービス運用を実現しています。
Shifterは、WordPress 静的サイトホスティング市場において、この業界標準をいち早く導入することで、以下を実現します。
- サービス範囲の透明性向上: 何がサービスに含まれ、何が含まれないかを明確化
- サポート品質の向上: 責任範囲に基づく迅速かつ適切な対応
- お客様のビジネス集中: 技術的複雑さから解放され、コンテンツとビジネスに専念
Shifter 責任共有モデルの概要
Shifter は AWS の「Security OF the Cloud」「Security IN the Cloud」という二層構造の原則を踏襲し、WordPress 静的サイトホスティングに最適化した責任共有モデルを制定しました。

WordPress “OF” Shifter(Shifterの責任)
Shifter は、プラットフォームの安全性・可用性・パフォーマンスに責任を持ちます。
- インフラストラクチャ: データベース、サーバー、ネットワーク、CDN、ストレージ
- セキュリティ基盤: プラットフォームの脆弱性対策、DDoS保護、SSL/TLS証明書の管理
- WordPress実行環境: WordPress本体のバージョン管理、セキュリティパッチの適用
- 静的化エンジン: ビルドプロセスの実行、キャッシュ管理
- バックアップ・復旧: バックアップ作成、ビルドファイルダウンロード
WordPress “IN” Shifter(お客様の責任)
お客様は、ビジネス価値を生み出す領域に集中できます。
- コンテンツ: 投稿、固定ページ、メディアの作成・編集・管理
- テーマ・プラグイン: 選定、設定、更新タイミングの判断
- カスタマイズ: カスタム CSS、JavaScript、PHP の開発
- 外部サービス連携: HubSpot、Algolia、Shopify 等との統合
- パフォーマンス最適化: 画像・動画の最適化、コードの軽量化
- カスタムドメイン/SSL: 独自ドメインの登録、DNS 設定
- コンプライアンス: プライバシーポリシーの策定、法令遵守
お客様のメリット
1. 技術的複雑さからの解放
サーバー管理、セキュリティパッチ適用、バックアップ設定など、専門知識が必要な作業は Shifter が対応します。お客様は技術的な低レベルの作業に時間を取られることなく、本来のビジネス価値創出に集中できます。
2. 明確なサポート範囲
責任範囲が明確なため、問題発生時の切り分けが迅速です。プラットフォーム起因の障害は無償で対応し、お客様のコンテンツやカスタマイズに関する相談には有償サポートで専門的なアドバイスを提供します。
3. 予測可能なコスト管理
無償サポート範囲が明確なため、予期せぬサポート費用が発生しません。
株式会社デジタルキューブ 代表取締役 小賀浩通 コメント
「Shifter の責任共有モデル制定は、お客様への誠実さと透明性を示す重要なステップです。AWS 原則を踏襲することで、グローバルスタンダードに準拠したサービス運用を実現しました。
静的化アーキテクチャは、単なる技術的特徴ではなく、お客様のビジネスを守る戦略的選択です。明確な責任分担により、Shifter は技術的基盤の管理に専念し、お客様はコンテンツ制作とビジネス展開に集中できます。
今後も、お客様が安心してビジネスを成長させられる環境を提供し続けてまいります。」