株式会社Gakken LEAP 様|ホスティングが Amazon S3 のため、信頼性が非常に高く、死活監視やセキュリティ面でも安心感がある

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お客様について

株式会社Gakken LEAP 様
https://gakken-leap.co.jp/

Gakken LEAP は Ed-Tech(教育技術)事業の開発、構築およびコンサルティング業務を行っており、教育関連の技術やサービスを開発し、その導入や運用の支援を提供しています。また、学研グループ各社およびグループ外企業のIT事業・サービスに関する企画、設計、開発、導入支援、運用およびそれに関するコンサルティングも手掛けています。

ご担当者様
プロダクトマネジメントグループ エンジニアリング部 山下 芳生 様
プロダクト開発グループ プロダクトマネジメント部 七尾 夏美 様

Shifter をご契約いただいた背景

山下様:Shifter を契約した背景には、まず既存の WordPress 運用における課題がありました。具体的には、「Shikaku Pass」という当社サービスのサービスサイトを WordPress で運営していたのですが、バージョンアップや冗長化の難しさから運用が非常に辛く感じていました。特に、運用コストが高く、手間がかかる点が大きな問題でした。

そのため、運用負荷をできるだけ軽減しつつ、既存の WordPress の資産を活用できる解決策を探していました。色々な選択肢を検討しましたが、最終的に Shifter にたどり着きました。Shifter は、サイトをスタティックにアウトプットすることで、レスポンスや負荷を考える必要がなく、また、Amazon S3 のクラウドフロントのホスティングなので、万が一、WordPress 側でトラブルが発生してもサービスサイトは動き続ける、という障害体制が魅力的でした。

導入はスムーズに完了しましたか?

山下様:導入・移行作業については、いくつかの課題がありましたが、全体的にはスムーズに完了しました。特に「Shikaku Pass」のサイトは元々 WordPress で運用していたため、エクスポートしてからインポートする形で移行ができました。

Shikaku Pass<学研のオンライン資格講座>
Shikaku Pass<学研のオンライン資格講座>
https://shikakupass.com/

山下様:ただ、コーポレートサイトに関しては少し異なりました。コーポレートサイトのリデザインと同時に Shifter に移行することになったので、どう進めるかという課題が出てきました。

現在の体制では、開発プログラマーやアプリケーションエンジニア、インフラエンジニアとは別に制作チームが存在しており、サービスサイトやコーポレートサイトの運用業務を担当しています。そこで今回は、Shifter に慣れた制作チームに移行も任せることで彼らのナレッジを活かし、インフラエンジニアの工数も減らして、結果的に効率よく作業を進めることができました。

七尾様:Shifter 自体は非常にシンプルなので、その使い方を理解するのに時間はかかりませんでした。ただ、「こういう時にこういう更新をしたい場合、どの順番で何をすればいいのか」という点が、これまでの運用方法とは少し異なっていたため、運用フローや作業担当者を見直す必要があり、それに時間がかかりました。

七尾様

ご利用いただいて感じたメリット、満足度は?

七尾様:私が感じたメリットとしては、まずバージョン管理がしやすくなったことです。以前の WordPress では難しかった、各バージョンの状態を名前や日付で管理できるようになり、リリースの可視化が非常に簡単になりました。これにより、修正内容やリリースのタイミングを明確に把握できるようになりました。幸い、今のところ大きなトラブルはありませんが、何かあった時はバージョン管理で戻せるので、「ここを押せば戻せるんだな」と確認しながら、運用しています。

山下様:バージョン管理の面もそうですが、一番の利点は S3 でホスティングされていることによる安心感だと思います。死活監視などは別のシステムで行っていますが、S3 のホスティングは非常に安全で、セキュリティ面でも優れています。運用する側としては非常に楽です。また、CloudFront を利用しているため、レスポンスも非常に速いです。結果的に、インフラに関する負荷が大幅に軽減される点が非常にありがたいです。これが一番大きなメリットだと思います。

山下様

デジタルキューブ への要望があればいただけますでしょうか。

七尾様:大規模な開発や構造変更を行う際、同時に日常的なお知らせ更新が必要になることがあります。この場合、現在の運用ではプレビュー用のデプロイを一時的に下げてからお知らせを出す必要があり、この作業が非常に手間取ることがあります。このようなシチュエーションに対応するために、個別のデプロイやプレビュー機能の強化を検討いただけると助かります。

山下様:編集担当が20人くらいいて同時編集が必要な場合、どうしてもタイミングを合わせるのが難しくなります。アーティファクトの作成やデプロイのタイミングを調整するのが困難で、運用が難しいという問題があります。あと、特定のページに対して認証をかけることができないという制約もあります。

シンプルなサイトの構築には適していますが、機能的な部分で色々やりたい場合や特定のニーズに対応するには制約があると感じています。ただ、これは仕組み上の制約として理解していますが、これらの点が解決できれば、より良い運用が可能になると思っています。


━━ ありがとうございました。開発陣に共有させていただきます。引き続き、よろしくお願いいたします。