皆さんこんにちは。
Shifter Advent Calendar 2020 1日目は、Shifter の概要についてご紹介します。
Shifter は2016年に公開されてから非常に多くのアップデートを行なってきました。
すでに Shifter をご存知の方も、そうでない方もこちらの記事に目を通していただくと今後追加されるブログがさらに楽しめると思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
Shifter は WordPress を活用した目的特化型のソリューションで、ユーザーが解決したい課題に応じて Shifter Static もしくは Shifter Headless を選択できます。
Shifter Static と Shifter Headless がそれぞれどのような課題解決に特化しているのか詳しく見ていきましょう。
Shifter Static
Shifter Static は Shifter が発表された当初からある基本のプロダクトで、Shifter Static を Shifter と思っている方もいらっしゃるほどですが、正しくはShifterで利用できるプロダクトの一つです。
ユーザーからのご提案で作成されたガイドブックもありますのでぜひダウンロードしてご参照ください。
解決する課題
- WordPress を使ったサイトのセキュリティ、メンテナンスの不安
- コーポレートサイトやランディングページなど更新頻度が比較的高くないサイトの運営に関わる方々の保守の負担
- キャンペーンやイベントサイトなどアクセス数の想定が難しいサイトや突発的に発生するアクセス増加に対する対策
どうやって解決するのか
Shifter Static が WordPress サイトをそのまま HTML に変換し、世界100箇所以上の CDN 拠点から HTTPS で安全に高速配信します。
WordPress コアやサーバーの保守は自動化されているため、WordPress 初心者でも難しいことは Shifter にお任せして、これまで高額な費用と経験が必要だったハイパフォーマンスなサイトを簡単・安価に運営できます。
Shifter Static を活用すれば、OS・PHP・データベース・WordPress のアップデートにかかるコストや作業時間がゼロになり、Web サイトの運営に関わる全ての人が本来の作業に集中できるようになるのです。
一般的な WordPress と異なる点
WordPress の管理画面が必要な時だけ WordPress を立ち上げるため、普段は WordPress は停止した状態になっています。悪意のある第三者が WordPress への不正ログインを試みても WordPress 自体存在しません。
このような性質上、複数人で1日に何度もサイトを更新するようなケースでは Shifter ではなく姉妹製品の AMIMOTO マネージドホスティング の利用をお勧めします。
Shifter Headless
Shifter Headless は、Web フロントに Gatsby や Gridsome などのスタティックサイトジェネレーターを使っている方々のための Headless CMS です。
解決する課題
フロントエンドエンジニアと Web サイトを運営しているマーケティング担当者など、Web サイトの運営に関わる方々の過度な依存関係で生じる負担やストレス。
非エンジニアにとって Web サイトを更新するたびに Git でプルリクを作成するのは苦痛ですし、これらの作業を毎回エンジニアに依頼するのもお互いの業務を阻害するボトルネックとなります。
また、Contentful などの Headless CMS もエンジニアフレンドリーですが、非エンジニアのスタッフが最初からエンジニアの手を借りずに自走するのは現時点では難しいでしょう。
どうやって解決するのか
Shifter Headless は フロントエンドエンジニアから見ると WordPress を GraphQL のエンドポイントとして利用できる Headless CMS 、サイト運営者からは見慣れた WordPress なため、お互いの業務をきれいに分割してそれぞれ本来の作業に集中できます。
また普通の WordPress とは異なり完全に Headless CMS に最適化されているため、WordPress に慣れていないエンジニアでも迷うことなく簡単に利用できます。
Shifter Headless には必要なプラグインがプリインストール済みで、フルマネージドでサーバーレスな Headless WordPress を SaaS として利用できるため、CMS 側の設定やサーバーの保守を気にする必要がないのです。
Shifter Headless はすでにスタティックサイトジェネレーターを利用している方々だけでなく、これから社内への導入を提案したいエンジニアにとって、ステークホルダーとなるサイトの運営部署に学習コストの低い WordPress を提供できるため、現場の利用者の不安を取り除き、導入の障壁を下げる大きなポイントとなるでしょう。
以上が Shifter Static と Shifter Headless が特化している点の紹介でした。
Shifter のはじめ方
Shifter を使い始めるのはとても簡単です。
Shifter Static と Shifter Headless ともに無料トライアルを用意していますので、ぜひお気軽にご利用ください。
Shifter の情報
公式のサポートドキュメントやブログをご活用ください。
また、これから投稿されるユーザーの皆さんによるブログもぜひご活用ください。
オンラインでのイベントでもユーザーの皆さんの活用例やTipsが共有されています。
また新機能などの最新情報はSNSでいち早くチェックできます。
Shiter を使ったサイト構築や引越しをプロにお願いしたい場合
Shifter では、Shifter の活用を相談できる頼れるパートナー企業による Shifter パートナーネットワークがあります。
パートナーごとの得意分野や実績も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
それではよい Shifter ライフを!
明日のブログは 爆速検索の Algolia さんから、「Algolia Federated Search for Shifter Headless & Static 」です!
お楽しみに!