Shifter の導入により WordPress の保守・管理の負担やリスクを大幅に軽減。セキュリティリスクや障害の心配なく効率的なサイト運営を実現。
企業情報
株式会社クラウドワークス様
https://crowdworks.co.jp/
株式会社クラウドワークス様は、「個のためのインフラになる」をミッションに、ネット上で誰もが自由に仕事を受発注することができる日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を展開されています。時間と場所にとらわれることのない「新しい働き方」を創造し、「働き方革命」を推し進めています。
お答えいただいたご担当者様
プロダクト本部 プロダクト開発部
沖林 孝澄様
沖林様は SRE (Site Reliability Engineering)として crowdworks.jp に関するソフトウェアのバージョンアップ対応/データベースのチューニング/インフラ構成のリプレイスなどを担当し、インフラの安定稼働とシステムの心理的安全性の向上に努めていらっしゃいます。
Shifter をご導入いただいたサイト
- クラウドソーシングタイムズ ( https://crowdworks.jp/times/ )
クラウドワークス様が運営する発注者向けのオウンドメディアです。
主に外注の相場や依頼方法、クラウドワークスの活用事例など外注ノウハウを発信しているメディアです。
- CrowdWorks お知らせブログ ( https://blog.crowdworks.jp/ )
crowdworks.jp のサービスで追加される機能や、利用規約改定、メンテナンス情報など、crowdworks.jp に関わる内容を日々発信しているサイトです。
Shifter 導入の背景と成果
WordPress の更新業務の自動化で保守の負担を軽減するとともに、静的化後のプレビュー機能を活用したサイトの公開フローで、サイトの安定運営を実現。
— Shifter をどこで知りましたか。また使うことにした理由を教えてください。
WordPress の運用・管理に関して、専任の管理者がいなかったため PHP や MySQL 、WordPress の継続的なアップデート作業の実施に課題がありました。そのため過去に自前の WordPress からAMIMOTOマネージドホスティングへの移行を行ったのですが、やはり各ソフトウェアバージョンのアップデート作業は誰かが行わねばならず、またフロント部分が WordPress であるというセキュリティリスクの点においても早期の対応が求められていました。
さらにもし別のコンテンツに移行するのであれば、SEO 観点から過去の記事の URL 自体を残すか、 きちんとリダイレクト対応を行える必要があるという条件で調べていく中、WordPress を静的サイト化できる Shifter への移行が一番現実的かつリスクが低かったため、Shifter の導入を決めました。
— Shifter を使う前は、関連業務はどのように行っていましたか。
Shifter 移行前は別サービスのマネージドホスティングを使用していたのですが、本番環境が１台しかなく、WordPress や PHP、MySQL の更新作業時の安定運用に課題がありました。
また、上記を理由に、時期によっては WordPress のアップデートがタイムリーに行われず、一時的にせよセキュリティの懸念がありました。
— Shifter を導入して改善された業務はどのような業務ですか。
Shifter に移行しプレビュー機能が使えることでリリース前の確認などが行いやすくなりました。
アップデートに関しても、WordPress が自動的にバージョンアップされていくとともに、別途デプロイを行わないと静的化されたコンテンツが反映されないので、フロントサイトがすぐに壊れたり停止したりというリスクがほぼなくなりました
— Shifter の導入に際して特に工夫した点があれば教えてください。
移行前と同じ挙動にするためのリダイレクト設定や、SEO 対策のため、弊社のサイトを経由した仕組みを構築しました。
また、その際に Subdirectory 機能を利用中のサイトの robots.txt の配置についても、迅速に対応していただき非常に助かりました。
https://www.getshifter.io/ja/shifter-static-update-subdirectory-robots-txt/
このあたりの詳細については弊社エンジニアブログに掲載予定のため、そちらで詳細を書いていく予定です
https://engineer.crowdworks.jp/
株式会社クラウドワークス様からのメッセージ
今回の移行にあたりチャットサポートのやり取りが気軽にでき、また早急に回答や対応いただき非常に助かりました。
WordPress の静的化は一般的にかなり需要があるため、良いサービスだなと思う反面、次々と世に出てくる新しいプラグインに対してどこまで対応していくかというのも一つの課題になるかと思いました。
引き続きより良い機能開発や改善に期待しております。
取材後記（デジタルキューブ 赤塚 誠二）
今回共有いただいた株式会社クラウドワークス様の活用例では、SRE を担当されている沖林様ならではの視点で、CMS の利便性と保守・管理にかかる負担やコストのバランスをスマートに解決されています。
詳細はクラウドワークス様のエンジニアブログの中でもご紹介予定とのことですので、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。