株式会社 Tshirt.st 様|Shifter 独自のワークフローでミスによるサイトのダウンを防止し 安定したサイト運営が可能に

無地Tシャツのイーコマース 販売シェアNo.1のTシャツメガショップ Tshirt.st を運営する株式会社 Tshirt.st 様が、高速なスタティックコンテンツをユーザーに提供するため、自社サービスのウェブフロントに Shifter を採用した背景をインタビュー。

企業情報

株式会社 Tshirt.st 様
https://www.tshirt.st/
所在地 : 〒107-0062 東京都港区南青山二丁目2番15号ウィン青山1214号

株式会社 Tshirt.st 様は、Tshirt.st という無地のTシャツを専門に扱う EC 事業を16年運用されています。年間200万枚の販売で30万件を出荷しており国内 EC の主要チャネルで流通しています。
https://www.tshirt.st/

現在は新規事業にて EC 事業者様向けの SaaS を準備されており、高速なスタティックコンテンツをユーザー様に提供するため、ウェブフロントに Shifter を採用いただいています。

お答えいただいたご担当者様

代表取締役 CEO 後藤 鉄兵様

Shifter 採用の背景と成果

WordPress サイトのパフォーマンス向上のため、Shifter の活用を検討。静的に変換したサイトをプレビューして公開できる Shifter 独自のワークフローで、ミスによるサイトのダウンを防止し、安定したサイト運営が可能に。

— Shifter を採用いただいた経緯について教えてください。

後藤様:WooCommerce を使ったサイトの速度に問題があり、デジタルキューブさんにご相談した際に静的出力が出来る Shifter の存在を教えて頂きました。
Movable Type の静的出力(スタティック)を思い出し、速度面で大きなポテンシャルを感じました。

—Shifter を使う前は、関連業務はどのように行っていましたか?

後藤様:WordPress 専用のホスティングサービスを使用していました。

—Shifter を導入して改善された業務はどのような業務ですか。

後藤様:一歩間違えると直ぐに停止してしまう WordPress を安定運用するために、これまでは本番環境とステージング環境、一部開発環境の3つの環境を用意していたのですが、Shifter では一時的に WordPress を起動させてサイトを更新後、静的サイトに変換した状態をプレビュー機能で確認してからデプロイ出来るためこれまでの不安がなくなりました。
Shifter は更新頻度は高く無いサービスの設計には大変優れていると思います。

現在弊社では1つの環境で開発を全て進めており、最終的にリリースする際に安全を期すためステージング環境を準備をしようと検討していますが、小規模で運用内容によっては本番環境のみの1環境で問題無いのではと感じ始めています。

— Shifter の導入に際して特に工夫した点があれば教えてください。

後藤様:WordPress は ウェブフロントとして幅広く認知されているのですが、Shifter の仕組み上一部動かないプラグインに関するエンジニアとの情報共有や、スタティックサイトとしてサイトを運営するメリットの共有を意識しています。

Shifter へのフィードバック

後藤様:ついに日本語版がリリースされたのは非常に喜ばしいのですが、WordPress の管理画面手前で運用するエンジニア以外への理解や導入を促進するためにも UI やヘルプへの日本語対応の完成度を望みます。

また各種ヘッドレスコマースでの活用方法をどんどん発信して頂けると嬉しいです。

サーバレスの構造で動くものに大きな可能性を感じています。WordPress という広く周知された技術も、サーバレスの恩恵があると完全に違ったサービスへの発展を感じます。

いっそのこと WordPress じゃなくて完全に「Shifter」として一切裏側が WordPress では無いと思える「フロント」があったらもっと楽しいかもしれない。

なんて言う風に使いながら感じておりました。
開発大変だと思いますが頑張ってください!

多くのフィードバックをいただきありがとうございました!

取材後記(デジタルキューブ 赤塚 誠二)

今回のインタビューでは、経営者目線での Shifter のメリットについて大変参考になりました。特に印象に残ったコメントは以下の3つで、ぜひ今回のインタビューの内容を多くの方に参考にしていただきたいです。

  • 更新頻度は高く無いサービスの設計には大変優れている
  • 小規模で運用内容によっては本番環境のみの1環境で問題無いのでは
  • エンジニアとの情報共有や、スタティックサイトとしてサイトを運営するメリットの共有

1点目について、Shifter は目的特化型のソリューションのため、複数人で運営している更新頻度の高いサイトには不向きですが、後藤様のおっしゃるようなケースには非常にマッチします。

2点目について、静的に書き出されたサイトを公開前にプレビューできるため、公開前のチェックのためにステージング環境を用意する必要がなくなり、コストや保守の手間も削減可能です。

3点目について、初めて Shifter を導入いただく場合、サイトの運営担当者やエンジニア、システム管理者など、サイト運営に関わるステークホルダーの皆様と Shifter の特性について共有いただくと、スムーズなオンボーディングが可能です。

Tshirt.st 様の新しいサービスがローンチされるのを楽しみにしております!